これは私が中学生のときみたものです。アメコミ原作なのですが、予想に反してまったくからっとアメリカンな内容でなく、なんとなくダメなフリーター(むしろニート)の主人公が親友と喧嘩したり、パンクは70年代のオリジナル以外はカスやとのたまったりと、突っ張り、少し見ていて痛いような青春っぽい日々を送る話でした。主演はソーラ・バーチという、黒髪ぽっちゃりの女の子で、その親友に今やセクシー番長女優となったスカーレット・ヨハンソンが出ています。二人ともかなりムッツリ不機嫌そうな顔をいていて、二人の遊びも田舎くさく、湿気ています。しかし、この映画のソーラの着こなしがかなりかっこよいのです。 セーラー服に真っ赤なマニキュアや、ちょっぴりセクシーに豹柄と黒ブーツやむっちりボディラインが全開なワンピースのときもあれば、パンクス風に髪をグリーンに染め、革ジャンを着て伝統的なパンクスファッションもしたり、そして物語の最後には彼女は大きい荷物をもって町を離れるというシーンがあるのですが、そのときの鞄がまんまるの真っ赤なボストンだったり・・・当時の私は影響をうけ、古着屋に通い、赤いマニキュアを塗り、不機嫌な表情をマスターしました。 そんなソーラ・バーチですが、その後激やせし(この作品の役作りのために太ったらしい)、かなり負のオーラは漂うものの、妖しく美しい雰囲気になりました。出演作品は少ないものの、それらの中ではゴーストワールドとはぜんぜん違うイメージです。毎回イメージが変わっていて、彼女を追って作品を見るのが楽しいです。暗い映画に耐性のある方にオススメです!